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Timeline2018-10-25T14:02:11+09:00

April 2019

ここはアメリカ?

ボストンの夏は異常に蒸し暑い。汗だくになりながら、大学から紹介されたコンクリートの高層アパートに入居した僕は、この街の独特な雰囲気に少々面食らった。 ちっぽけなコンビニ、うさぎ小屋のようなアパート、妙に凝った(だがまずい)料理、アメリカには存在しないと思っていたゴキブリ、両脇にびっしりと車が駐車した狭い道路・・・ カリフォルニアや中西部のカルチャーになじんでいた僕は、ここはアメリカではない、と感じ [...]

マウイ島で過ごした三週間

マウイ島での3週間は最高だった。午前中はスキューバダイビング、午後はウィンドサーフィンに明け暮れた。 ダイビングは、早朝からのレッスンを毎日2回こなす必要があり、それだけでもかなり体力を消耗した。夜は教科書(もちろん英語!)を読み、筆記試験に備える必要もあった。ダイビングのインストラクターはもとウィンドサーファーで、より「頭を使う」からという理由でダイビングに転向したそうだ。 3~4人のメンバーか [...]

March 2019

スタンフォードのサマースクール

空港の外に出た僕は、マリオット・ホテルからの送迎バスを待った。フライトの疲れを癒すため、スタンフォード大学に向かう前にホテルのプールで泳ぎ、そのまま一泊する予定にしていた。 市内観光の時間もたっぷりあったが、サンフランシスコには興味が無かった。見たいものはもう何もない。学生時代にアメリカで1年を過ごした後の夏休みを利用して、さんざん見て回ったからだ。 翌朝、僕はスタンフォード大学に向かった。企業派 [...]

ぎりぎりのチェックイン

6月30日。出発の日だ。 海外に行く時はいつもそうだが、時間ぎりぎりにチェックインするのが僕の悪い癖だ。出国審査の長い列に謝りながら割り込み、航空会社の女性に大声で緊急事態を宣告し、そのままゲートまで一緒に走ることが多い。 途中、トランシーバでゲートの係員まで状況報告をしてくれる彼女たちを見ると、つくづくこの国に生まれて幸せだったと思う。呆れた顔で僕を眺める空港職員を尻目にゲートくぐり、飛行機のド [...]

波打ち際のシャッター音

それからは慌しい毎日だったが、アパートを引き払い、大量の荷物を船便で送り、なんとか準備も整った。 当時、ウィンドサーフィンに夢中になっていた僕は、渡航前日の6月29日の土曜日、湘南の材木座にいた。日本ともしばらくお別れだ。2台のボードを引き取ってくれる友人を艇庫のご夫婦に紹介し、僕は材木座を名残惜しむように海に出た。 材木座の潮の香りは、忙しい日々で疲れきった僕の心身を癒してくれた。 思えば10ヶ [...]

思いがけないチャンス

就職先の企業は、銀行などの基幹系システムを中心とした大型コンピュータの最大手だった。給料をもらいながらコンピュータのことを一から教えてくれるということで、とりあえずは3年頑張ってみようという軽い気持ちで入社したが、現実は想像以上に大変だった。 入社してから1年半は、営業所に出向しながら一週間交代で過密な研修スケジュールをこなす。最後は総仕上げとして、合宿型式で入社研修の「卒業試験」を受けることにな [...]

帰国・復学、そして就職

アメリカの大学生活と大陸横断旅行の思い出を胸に、僕は帰国の途についた。日本に到着してからは、まず実家の両親のもとでしばらく過ごし、夏休みが終わるまでの数週間を、アパート探しと生活基盤の整備に費やした。 9月になると学校が始まったが、そこには案の定、暗くて退屈な大学生活が待っていた。退屈なだけだったらまだいいが、猫の手も借りたいほど忙しい。なぜなら、僕には特殊な事情があったからだ。 僕は大学1年生の [...]

サンフランシスコを徘徊

グレイハウンド・バスによる移動は、むしろヒッチハイクよりも危険かも知れない。バスに乗っているときはいいのだが、都会のバスターミナルに到着して次のバスを待つ間が、一番緊張する。 小さな都市の場合はまだましだが、ロサンゼルスのような大都会になると、スラム街に隣接したダウンタウンのど真ん中にバスターミナルがあったりする。そんなところで一夜を過ごすなど、まっぴらご免だ。 幸い、グランドキャニオンからサンフ [...]

グランド・キャニオン

こうしてアメリカでの最後の目的地、グランド・キャニオンに到着した。 幼年期の地形を代表するこの観光スポットは、その雄大さにおいて他を圧倒する。 遠目では見渡す限りのフラットな大地は、膨大な年月にわたる侵食によって深くえぐられ、赤茶けた縞模様の岩肌を見せながら深い谷底へと落ち込んでいく。 約7000万年前、地殻変動によって隆起したこの広大な土地が、コロラド川の浸食によって最深1800メートルもの深さ [...]

アメリカン・スピリット

フリーウェイでのヒッチハイクは、想像以上に大変だった。 普通の乗用車は、ほぼ十中八九、何も見なかったかのようにそのまま通り過ぎていく。このまま永久に拾えないのではないかと思ったことは何度もある。 2時間ぐらい経ったろうか。汚れた軽トラックが僕の脇でスピードを緩め、少し先に行ったところで停車した。僕はドライバーの姿を用心深く観察しながら近寄って、ウィンドウから顔を出したヒゲ面の男性に声を掛けた。 僕 [...]

February 2019

ヒッチハイク

バイオレンスの国アメリカでヒッチハイクをするとは、なんとも無謀な話だが、それしか選択肢はなかった。 かつてのアメリカではヒッピー文化の影響もあり、ヒッチハイクで気軽に旅行する人はかなり多かった。ところがヒッチハイクに起因した多くの事件が報告されてから、誰もが警戒心を抱くようになり、停まってくれる車は激減してしまった。 ドライバー側からすると、信頼できる相手かどうかを一瞬で判断する必要があるので、服 [...]

コーヒーショップでの一夜

さて、ここから先の旅が大変だ。 車さえあれば5ドルぐらい払ってキャンプ場に停め、寝袋で野宿すれば極めて安上がりだ。シャワーも完備されている。実際、ミシガン州から西海岸までは、そうやって旅をしてきた。 ところが車が無いとなれば、話しは全く別だ。どんなに安ホテルに泊まっても、数十ドルは吹っ飛ぶ。移動にもお金がかかる。飛行機は高すぎて手が届かないので、鉄道が発達していないアメリカでは、グレイハウンドのバ [...]

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