日本語と英語では、発声法が根本的に異なっています。
日本語の口の使い方で英語を話そうとすると、上手くいきません。聴き取った英語を真似ようと思ってもできないのです。
その代表例が「R」と「L」の違いですよね。最初に英語を習った時に、苦労したはずです。
なぜ苦労したか・・・ それは、「R」も「L」も、日本語にはない発音だからです。もっと言うと、これらの子音を発音する時の舌の使い方を、私たちは生まれてから一度もやっていないのです。
これだけではありません。cat の “a” の部分の発音、she と see の違い、all や hold の発音などなど、日本語の母音や子音とはどれも微妙に違います。
なので、できないで当たり前。 できないのなら、習うしかありません。
ただ、「ほら、口をすぼめ、舌先を後ろの方で丸めて、前方向に急激に動かす・・・(Rの場合)」とか、「舌の先を上前歯の裏側にくっつけて急に離す・・・(Lの場合)」と言っても、イメージが湧かないでしょう。
そこに着目し、(株)チカラインターナショナルの横田さんが、CGと動画を駆使した素晴らしい発音トレーニング教材を開発してくださいました。
彼自身が初めて渡米したとき、通じない自分の英語に悩み、発音矯正の世界的権威であるスコットペリー先生に従事した経験に基づいて開発したもので、「誰からも本当に喜ばれる」と評判だそうです。
私はかなり発音にうるさいので、さっそく中身をチェックしてみました。
パッケージは、DVD2枚、CD1枚、そして5ミリぐらいのテキスト1冊から成る、非常にシンプルな構成です。
自信を持ってオススメする発音矯正の最高傑作 ⇒ ネイティブ・スピーク
DVDは、以下の2枚構成になっています。
- DISC#1: それぞれの母音と子音を発音する時の、口蓋や舌の使い方をCGで、口の動きを実写動画で把握します。
- DISC#2: 単語と単語を続けて発音する「リエゾン」を習得し、実際の文章の読み上げを練習します。
インストラクターのケイトリン先生はオハイオ州出身です。つまり生粋の「標準米語」です。高校留学をオハイオ州で過ごした私も、彼女の発音は非常にしっくりと耳に入ってきました。
最初はテキストに照らし合わせながら、今はどの単語を発音しているのかを確認しながら映像を追いかけ、自分で発音してみるといいでしょう。
2度目以降は、映像を追いかけ真似るだけで大丈夫です。先生の手本と同じように発音できるようになるまで、何度も繰り返します。
居間や書斎のDVDプレイヤーで、寝転がってでもいいので、気軽に何度も再生しましょう。勉強ではありません。軽いトレーニングなのです。
ある程度要領がつかめたら、今度はCDの出番です。
CDの中には、.aiff というフォーマットの音声ファイルが、DVDのそれぞれのチャプターに対応して収録されています。パソコンのCDプレイヤーに入れると iTunes に自動的に取り込まれ、外出先でもスマホで再生できます。
または、アンドロイドのタブレットやスマホにファイルを全部コピーすれば、お好みのアプリで再生することができます。
ちょっとした空き時間にスマホで聴きながら、徹底的に何度も何度も真似てみましょう。もしジムに通っているなら、音楽の代わり聴いて真似ると最高です。
最初はまだ、発音の仕方を頭で理解している段階です。単語を見てとっさに、ケイトリン先生そっくりの発音ができるようになるまで、繰り返しトレーニングするのです。
ひたすら真似てアウトプットすること。それに尽きます。
DISC#1で母音と子音の発声法が身につき、基本的な英単語を正しく発音できるようになったら、次はDISC#2で「リエゾン」の練習です。
自分で話す分には、リエゾンしなくても個々の単語を正確に発音していれば通じるのですが、リエゾンの基本形に慣れていないと聴き取りに苦労するはずです。
例えば「want to」は頻繁に「wanna」のように発音されますが、これを知らないと「ウォナ」と聞こえた途端に(なに?)とつまづいてしまいます。
他にも「I have to go」の代わりに「I’ve got to go」が頻繁に使われ、それが →「I’ve gotta go」→「I gotta go」→「Gotta go」と省略されていきますので、「ガタゴー」と相手が言うと何のことかさっぱり分からなくなります。
逆に、自分でリエゾンができるうようになると、自分の英語が本当に「英語らしく」聞こえるようになります。
さらに、自分の声までも変わります!
いつの間にか、喉の奥を使って腹の底から力強く英語を発音している自分に気がつくはずです。
ネイティブのような「発声法」と「話し方」を身につけたいなら、発音矯正の最高傑作「ネイティブ・スピーク」は絶対に外せません。
さあ、今すぐ発音トレーニングを開始して、英語を喋ることが楽しくて仕方のない、新しい英語人生の第一歩を踏み出しましょう!
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