2012年、楽天が「打倒アマゾン」を合い言葉に、電子書籍リーダー Kobo をリリースしました。それ以前にも、ソニーの Reader など電子書籍の端末はいろいろ出ていましたが、この参入によって2強がぶつかり合うかたちとなりました。
以来、電子書籍はますます広がりを見せ、多くの書籍が電子化されています。本棚が必要無く、自分の蔵書すべてに端末ひとつでアクセスできるので、思った時に読みたい本が読めるというのが最大のメリットです。私も、紙の本はほとんど買わなくなりました。
今、電子書籍リーダーを選ぶ場合には、以下の3つの視点から評価するといいでしょう。こちらの記事が、とても参考になります。
- プラットフォーム(書籍の数・種類)
- 端末としての機能(利便性・使い易さ)
- アプリが動く端末(スマホ・タブレットなど)
日本語や漫画だけでなく、英語の書籍も読みたい場合には、何と言ってもアマゾンの Kindle がオススメです。洋書の数が圧倒的に多いからです。Amazon.co.jp で販売されていない洋書でも、ご本家の Amazon.com から直接購入可能です。値段も安いです。
私は、2012年に購入した「Kindle Paperwhite」を未だに愛用しています。現在販売されているのは、フォントや画面が更に美しい新型の「Paperwhite」です。画面の白さは若干劣りますが、標準タイプの Kindle でも機能は同じです。
もちろん端末が無くても、スマホやタブレットに「Kindle アプリ」をインストールすれば Kindle 書籍を読むことはできますが、Kindle 端末を購入されることをお勧めします。理由は、アプリにはない以下の機能が使えるからです:
- 単語帳フラッシュカード
- 音声で読み上げる機能(Audibleは不要)
- 英英辞書(Word Wise):オンにすると、難しい単語の上に小さな文字で英語の説明が入る
- Word Runner:速読に挑戦できる・英語のリズムを習得できる
(出典: Kindleで英語学習|洋書が読める4つの機能を紹介)
特に 1. の単語帳フラッシュカードは、単語力をつけるのに絶大な効果を発揮します。
スマホやタブレットの Kindle アプリでも、知らない単語をタップすれば日本語訳は表示されます。でも、それだけです。Kindle 端末の場合は、それが自動的に記録され、使われている文章も含めた単語帳を自動生成してくれるのです。
英単語は、片っ端から覚えようとしても頭に入りません。実際に使われている文脈の中で覚えるのが効果的です。さらに、まだ記憶が新しいうちに、何度も反復練習する必要があります。
この「単語帳フラッシュカード」は、まさにそこにフォーカスした、史上最強の単語帳です。
フラッシュカードを起動すると、その本でこれまでタップした単語の和訳と、使われている文章が表示されます。つまり、文脈の中で単語をレビューできるのです。そして、まるで単語帳のようにペラペラめくりながら次々と復習し、覚えたものは、その場でどんどん削除できるのです。まさに単語ドリルですね!
私が学生の頃は、左手に分厚い英和辞書を持ち、ペラペラとめくりながら知らない単語を調べまくりました。次第に真ん中あたりが手垢で真っ黒になり、そのうち辞書全体がボロボロになっていきます。辞書を使い込んだ証として、ちょっと自慢げにアピールしたものでした。
デジタル技術が発達した今、こんな苦労とは無縁です。Kindle という最強の武器を使いこなせば、当時の何十分の一の時間で、何十倍もの効果を上げることができるのです。
頭をフル回転させながら、英単語とそのニュアンスが脊髄に染みつくまで、話題の英語書籍を読みまくりましょう!
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