- 高校時代、AFS奨学生として米国オハイオ州に留学。自家用飛行機を持つ裕福な家庭にホームステイし、日本人にはひとりも会わず、日本語をひと言もしゃべらずに、田舎の無法地帯のような高校に1年間通う。
- へそ出しルックの美女ぞろいに度肝を抜かれ、将来は絶対国際結婚だと決心するが両親の説得ができずに断念。教会での親善スピーチではオバサンたちの絶大な人気を博し、小学生の女の子たちには頻繁に逆ナンされるが、なぜかチアリーダーたちには相手にされず。演劇のオーディションで緊張のあまり涙ぐんでしまったところ、その「演技力」が高く評価され、学園祭で東洋人ゾンビの役に抜擢された。
- 帰国後は運悪く生活指導の先生が受け持つクラスに編入し、半年間の受験勉強に耐える。「物事には節度がある」と長髪をとがめられ、「髪を短くしないと大学入試の推薦状を書かない」と母親まで呼び出されて恐喝(^^;)されるが無視。30点平均だった化学を猛勉強で満点まで引き上げ、本場仕込みの英語と得意な物理を武器に何とか志望校に合格。
- 緑溢れるキャンパスに男女が行き交う大学のイメージとは裏腹に、合格した理工学部はネクラ男たちが寒い冗談を言い合うコンクリート・ジャングル。そんな現実に嫌気がさし、2度目の公費による留学を企てる。
- 大学の国際部に交換留学制度があることを知り、さっそく選考試験に応募して合格、ミシガン州カラマズー大学に留学する。物理、数学、英作文では常にクラスのトップをマークしながら大学の寮生活を満喫。友人が企画したメキシコ貧乏登山ツアーで5400メートルの登頂を成し遂げ、アルバイトに精を出して購入した175ドルのボロ車でアメリカ大陸横断旅行を敢行。キャンプ場を転々としながらテント宿泊を続け、アメリカ中西部の大自然に心酔する。
- 愛車が壊れたあとは、ヒッチハイクで西海岸を旅するなど、数々の冒険を体験。ヒッチハイク道中でサンタバーバラやニューポートビーチなどの豪邸に泊めてもらい、ドライで温暖な気候とゴージャスな美女たちに恵まれた南カリフォルニアの虜となる。
- 帰国後は何とか4年間で大学を卒業するべく、不足した単位を取得するため履修科目の過密スケジュールを立てる。研究室の大学院生たちにこき使われながら、ひたすらレポート写しと卒論執筆とアルバイトに没頭するという超多忙な生活を送る。就職活動に当てる時間は皆無だったが、英語力が評価されてか、第一志望の外資系企業に難なくパス。
- 就職先企業の派遣留学制度を利用してハーバード大学院に2年間留学し、修士号を取得。建築デザイン、コンピュータ・サイエンス、ビジネス・スクールなど、幅広い分野で世界の天才たちと競争を試みるが挫折、己の限界を知る。
- ビジネス・スクールでは、退屈な脚本もどきのケーススタディを恨みながら睡魔と戦い、朝7時から議論が白熱するスタディ・グループの朝食で消化不良を起こす。階段状の円形教室ではわざと日本語訛りを強調することによって教授のアテンションを獲得するという秘技を編み出し、数種類のビジネス単語を繰り返してさえいればパスできるという悟りを開く。
- ボストンの気候とゴキブリに愛想をつかし、サマースクールはハワイに近いという理由でスタンフォード大学を選択。英語留学を口実に遊びまくる日本人留学生たちを羨みながら早々とコースを終了し、マウイ島に2ヶ月間滞在。毎日ウィンドサーフィンに明け暮れる。
- マウイ島では毎朝5時に起きてダイビングのレッスンに通い、風が強くなる午後はカナハまたはキヘイのビーチで、ひたすらジャイブの練習に励む。ファンボーダーの登竜門であるウォータースタートを何とか3日でマスターし、「ジャイブ1000回」という教えを胸に「魔のトライアングル」をひたすら繰り返す。沖合いで沈すると、サメに食われたという日本人ウィンドサーファーの噂話しを思い出し半狂乱状態で無理やりウォータースタートするため、ポートサイドのウォータースタートは超得意となる。手のマメが2度つぶれる頃にはカービング・ジャイブをマスター。
- 英語力を武器に外資系企業を渡り歩き、数多くの海外出張を経験。学業もスポーツも仕事も、渡米先で遥かに効率よく習得できたという実体験から、個人の才能を伸ばすアメリカ式の教育方針に傾倒。何でも体験しないと気がすまない性格のため、現地のちょっとアブナイ場所をフラフラ単独行動する癖があり、ローマでは2度もボッタクリに会いながらも未だに放浪癖が直っていない。
- TOEIC 930点、TOEFL 620点のスコアには満足していないが、試験中についほか事を考える癖があるためヒアリングで必ずミスをし、満点は未だ達成できず。
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